尼崎市議会の光本圭佑市議(45)が政務活動費を横領したなどとして在宅起訴された事件で、真相究明のため市議会で百条委員会の設置が決まりました。
尼崎市議会の光本圭佑市議は、2019年から2021年までに政務活動費およそ200万円を着服した他、パソコンなどを購入した際の領収書などを偽造したとして去年、業務上横領などの罪で在宅起訴されました。
光本市議は所属していた日本維新の会を除名処分となり、議会は3度にわたり辞職勧告決議案を可決しましたが、これ応じず議員を続けています。
こうした中、尼崎市議会では8日の本会議で、光本市議を巡る疑惑の真相究明のため、百条委員会の設置を求める議案が提出され、賛成多数で可決しました。
百条委員会は8人の議員で構成され、光本市議本人に証人尋問ができるなど強い権限を持ち、うその証言をすると罪に問われます。
尼崎市議会での百条委員会の設置は70年ぶりで、10月17日に初会合を行うとしています。