兵庫県知事の失職に伴い、10月31日告示、11月17日投開票の日程で実施される知事選に、元官僚の中村稔さん(62)が立候補する意向を表明しました。
中村稔さんは東京大学法学部を卒業し、現在の経済産業省に入省。2006年から3年間、兵庫県に出向し、産業労働部長も務めました。
その後、経済産業省の役職を歴任し、現在は兵庫県立大学の客員教授などを務めています。
中村さんは1日午後、サンテレビの取材に対し、かねてから知事選への出馬を考えていたことを明かした上で、「兵庫県の魅力を発信したい」などとして次の知事選に立候補する意向を表明しました。
中村さんは自民党からの推薦を希望していますが、推薦が得られなくても出馬するとしていて、自民党県議団は1日、中村さんと面談し、支援するかの協議を続けています。
次の知事選にはこれまでに、前知事の斎藤元彦さん(46)と、共産党推薦で医師の大沢芳清さん(61)が立候補を表明している他、前の尼崎市長の稲村和美さん(51)が無所属で立候補する意向を示しています。
兵庫県知事選挙は10月31日に告示され、11月17日に投開票されます。