斎藤知事の疑惑を告発した文書を巡る一連の問題は19日、いよいよ県議会で知事の不信任決議案が提出され、可決する見通しです。

知事は18日、改めて議会解散の可能性も排除しない姿勢を示しました。

斎藤知事の疑惑が文書で告発された問題で県議会は、すべての会派と無所属議員、あわせて86人全員が知事の辞職を求めていて、19日の定例議会初日に不信任決議案を提出し、可決させたい考えです。

可決されれば、10日以内に議会の解散か、失職かの選択を迫られる知事。
一連の疑惑を巡る騒動は、いよいよ局面を迎えます。

知事の胸中は…。

斎藤知事
「今の県政の状況について、結果としてこのようになっているということについては、県議会のみなさま、すべてのみなさまに、あらためて申し訳ないというふうに思っています」
「不信任案決議案については提出される見込みであるとうかがっています。私自身がどのように対応していくかは、これからしっかり考えていくということです」

議会解散の可能性についても排除しませんでした。

また、議会解散を選び県議選になると、およそ16億円の費用がかかるとされていることについては…。

斎藤知事
「議会側が大きなご判断の中で、不信任決議案をどうするかという対応ですから、そこは議会側のご判断だと思います」

その上で、可決された場合の決断の時期は「まだ決まっていない」としました。

注目の県議会は19日、午前11時に開会します。