2023年秋、歌劇団の女性が急死した問題などを受け俳優らの労働の実態を調べていた労働基準監督署が宝塚歌劇団に是正勧告をしたことが分かりました。
これは9月6日、宝塚歌劇団が明らかにしたもので、西宮労働基準監督署が、2023年から歌劇団に立ち入り調査などを行い、法令違反がなかったかどうかを確認していました。
歌劇団の女性は2023年9月に死亡し、遺族らは、過重労働と上級生俳優らのパワハラが原因の自殺だと主張していました。
一方、歌劇団と運営する阪急電鉄は2024年3月に遺族に謝罪し、補償することで合意しました。
歌劇団と阪急電鉄は「是正勧告を重く受け止めて適切に対処し、改革に向けた取り組みを続けていく」とコメントしています。