子宮頸がんなどを予防するHPVワクチンについて、接種の機会を逃した女性が公費で接種できる期限が迫っていることから、兵庫県医師会が早めの接種を呼び掛けました。
子宮頸がんなどを予防する「HPVワクチン」は12歳から16歳の女性を対象に、公費による定期接種が行われています。
接種後に体の痛みを訴えた人が相次いだことなどから、2013年6月から積極的な接種の呼び掛けが中止となり、有効性や安全性が確認され再開したのは、およそ9年後の2022年4月でした。
国は、呼び掛けが中止されていた期間に接種できなかった1997年4月2日から2008年4月1日に生まれた女性を対象に、2025年の3月末まで無料で接種できる「キャッチアップ接種」を実施しています。
兵庫県医師会の八田会長は「6カ月間で3回接種する必要があるため、9月末までに1回目の接種を受けないと無料で受けられなくなる」と早めの接種を呼び掛けました。