神戸市にあるベンチャー企業が、ロシアによる侵攻が続くウクライナからニンニクを輸入し、農業振興を支援する取り組みを開始しました。
ウクライナからのニンニクの輸入に取り組んでいるのは、神戸市中央区で国内外の農産物の販売などを行う、エムヴィエム商事です。
輸入しているのは日本国内では珍しい紫色のルバッシャという品種で、アントシアニンが豊富に含まれているということです。
ウクライナは世界で7番目のニンニク生産国で、ボルシチや水餃子のヴァレニキなど、料理にニンニクが多く使用されます。
しかし、おととしからロシアによる侵攻が始まって以降、ウクライナ国内の農業は深刻な被害を受けていて、ニンニクの消費も落ち込んでいるということす。
社長の石田さんはウクライナ友好協会とのつながりの中で、今回の農業支援を開始しました。
ウクライナ産のニンニクは再来週ごろから、関東や関西の量販店などで販売される予定だということです。