斎藤知事のパワハラ疑惑などを巡り、議会の一部会派が知事の進退を問う動きを見せています。
今回は、今後予想される知事の「不信任決議案」について解説します。
まずは、8月に行われた証人尋問を振り返ります。
8月30日。
元西播磨県民局長が文書で告発した斉藤知事を巡る疑惑について、百条委員会で知事本人への証人尋問が行われました。
これに先立ち県職員に行われたアンケート調査の中間報告では、知事によるパワハラの疑いが多数報告されています。
証人尋問ではアンケートで寄せられたパワハラの疑惑を中心に、およそ2時間半にわたり質疑が行われました。
このうち、「自動車進入禁止の場所を20mほど歩かされただけで、怒鳴り散らした」という証言については…。
斎藤知事
「『車止めをのけておかなかったのか』『のけるのを失念していたのではないか』と申し上げた」
「会議が始まる直前でもあったので、外だということもありまして、大きい声でその旨を伝えた」
このアンケート結果にも、「伝聞が多い」と受け止めていた知事。
一部の証言については、「記憶がない」などと話す場面もみられました。
一方で、知事としての人望を問われると…。
斎藤知事
「大事なのは、県民のみなさんのために何の仕事ができるか。人望がある・ないよりも、いい仕事ができるか。体制づくりが県民のみなさんにとっては大事だと思う」