■阪神 1-3 巨人(7回 降雨コールド)/9月1日
阪神は7回に勝ち越され、裏の攻撃終了時点で降雨のため試合が中断。
そのままコールドゲームとなり、1-3で敗れた。
サンテレビの中継は、掛布雅之、井川慶の両氏が解説した。
◾️けっこうなゲーム差
(試合前の時点で、3位阪神は首位広島と4.5差)
掛布氏「残り試合を考えると、広島との4.5、巨人と4は、けっこうな差なんですよ。だから、きょう勝たないと、きのう(巨人に)勝った意味がない。きょうのゲームを取って、初めて勝負になっていく」
(巨人先発は12勝2敗でハーラーダービートップの菅野)
井川氏「今年の菅野は強い球が投げられている。全球種、腕もしっかり振れている」
掛布氏「きょうの菅野は丁寧に投げている」
(菅野に対し、阪神は初回、中野がヒット。森下のショートゴロを門脇がファンブルし、一死1、2塁。大山のライト前タイムリーで1点を先制)
掛布氏「(大山は)外のボールを素直に打ち返した。(前打者の)森下へのスライダーを見ていたので、外に意識があった」
「菅野のテンポは間がありすぎて、野手にいいリズムを与えない。だから門脇のミスが出た」
(その後、菅野はリズムが良くなり、阪神先発の西勇輝も1失点のみ。5回が終わって1-1の同点)
井川氏「西は自分のペースで投げられている」
掛布氏「次の1点が重くなる流れ。6回、7回ぐらいがポイントになる」
◾️無情にも…
(その7回、巨人は無死で大城がヒット。代走に増田大輝が送られ、続く吉川が3塁へバント(記録は内野安打)。佐藤輝明の1塁悪送球で無死1、3塁に)
掛布氏「(吉川の)バントは完璧。ただ佐藤輝明のポジショニング……(相手ベンチが代走を出したので)バントしてくるだろうという意識でポジショニングしておかなければならない場面ですね」
(打席には門脇。2回スクイズを失敗して、カウントは1ボール2ストライク)
掛布氏「(西は)ここ、ストライクからボールになる変化球で勝負に行くべきだと思います。ストライクで勝負するのではなくて……」
(門脇は次の球をセンターへ勝ち越しタイムリー)
井川氏「いや〜真ん中に行ってしまった。もったいない」
(巨人はさらにスクイズで1点追加。雨が激しくなり、7回裏の阪神の攻撃が終了した時点で試合が中断。雨は止まず、およそ20分後の午後8時43分、球審が試合終了を宣告)
村上アナ「無情にもタイガース、降雨コールド……敗れました」
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菅野は13勝目。
首位広島はヤクルトに勝ち、阪神と広島のゲーム差は「5.5」に広がった。
(浮田信明)