台風10号 潮岬の南東を東へ 2日には熱帯低気圧に変わる見込み

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  • 土砂崩れが起きた南あわじ市阿那賀

台風10号は潮岬の南東をゆっくり東へ進み、9月2日にかけて本州を北上し、熱帯低気圧に変わる見込みです。(8月31日午後時点)

兵庫県では引き続き、大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、土砂災害などに注意が必要です。

台風10号は、8月31日午後3時には和歌山県潮岬の南東およそ60キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで東南東へ進んでいます。

最大風速は18メートルで、最大瞬間風速は25メートルとなっています。

神戸地方気象台によりますと、兵庫県では引き続き大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、9月1日正午までに予想される24時間降水量は北部、南部ともに多いところで、80ミリとなっています。

降り始めからの降水量が多く、南あわじ市では8月27日午後7時から31日午前6時までの降水量が238.5ミリとなり、8月30日午前、阿那賀で、建物の裏の斜面が崩れました。

南あわじ市によりますとけが人はいないということです。

山陽新幹線は8月31日、新大阪ー博多駅間で列車の本数を減らして運転していて、9月1日も列車の本数を減らして運転を行う予定としています。

8月31日、JRの在来線では姫新線の一部の区間で遅れが発生していますが、神戸線などは通常通り運行しています。

台風10号による強風と高波が予想されるため、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」は9月1日、朝から夕方までの計20便の欠航を決めています。

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