大麻や覚せい剤といった不正薬物の摘発に向け、神戸税関に新たな麻薬探知犬が配備され、28日、報道陣に公開されました。
ラブラドール・レトリバーのパクストン号。
税関を通る客や貨物の匂いを嗅ぎ分け不正薬物などの密輸入を防ぎます。
28日は輸入貨物の検査を想定した訓練が行われました。
パクストン号は、担当ハンドラーの田邉祥暖さんと共に数ある箱の中から匂いで異変を察知します。
パクストン号は東京税関の訓練センターで4カ月間訓練を受け、麻薬探知犬に合格。
ことし6月に神戸税関に配備され、2カ月の現場トライアルを経て8月から本格的に実働を開始しました。
財務省によりますと、去年1年間で全国で押収された不正薬物は2トンを超え、過去2番目の量を記録。
麻薬探知犬の能力が密輸入を防ぐために重要な役割を果たします。
パクストン号は今後、神戸税関が管轄する港や空港で検査を行います。