思うように話せない「吃音」に悩む当事者の孤立を防ごうと自助グループが兵庫県の神戸で発足し、8月25日設立集会を開きました。
この設立集会は吃音による悩みを抱える仲間との交流で当事者や家族の孤立を防ごうと「神戸言友会」が開いたものです。
吃音者の自助グループ「言友会」は、全国およそ40カ所の拠点で活動していますが、2024年5月、30年ぶりに神戸で団体を発足させました。
吃音は同じ言葉を繰り返したり、声が出せない状態が続くといった症状があり、会話への不安から他人と関わることが苦痛になるなど悩みを抱えている人が多く、全国言友会連絡協議会によると100人に1人の割合で吃音の症状があるということです。
集会では、「授業での発表が憂鬱でできなかった」、「面接で合格できず、就職できるのか心配だった」などといった当事者の悩みや不安が共有されました。
神戸言友会では、今後、定期的に相談会を開く予定で支援の輪を広げていきたいとしています。