川崎重工業は、船舶向けエンジンの検査で燃費データを書き換える不正があったと明らかにしました。
川崎重工業によりますと、7月、国土交通省からの要請を受け社内調査を進めたところ、船舶向けのエンジンの検査で、燃料消費率を許容値に収めるため、データを書き換えていたことが分かったということです。
書き換えが行われていたのは673台に上り、この不正により、窒素酸化物の排出量に影響を及ぼしている可能性があるということです。
一方、安全性に影響する問題は確認されていないとしています。
川崎重工業は、特別調査委員会を設置し、事実関係の調査などを進める方針です。