連日、暑い日が続く中、兵庫県新温泉町では8月10日、町内の池をたらいに乗って往復する涼しげなたらいこぎ競争が行われました。
新温泉町の石橋池は周囲の山から湧き水が流れ込んでいるため、年間を通して水温14度程度と安定していて、その水はかつては生活用水として利用されていました。
ここで行われるたらいこぎ競争は、池のある奥八田地域の活性化を目指し実施されていて2024年で29回目を迎えます。
ルールは直径およそ1メートル深さ70センチの酒造りにも使われる木製のたらいに乗り、それぞれおよそ30メートルのコースを往復し、そのタイムを競うというもので、今回は16人が参加。
中にはうまくこげずにバランスを崩し転覆する参加者もいて冷たい水の上で熱いレースを繰り広げていました。
優勝したのは地元に住む馬場麻由さんで記録は他を圧倒する1分59秒。
このほか、会場では、「梅干しの種飛ばし競争」や「豆腐の早食い競争」なども行われ、山あいの地域ににぎやかな声が響いていました。