県政の混乱が続く中、またひとつ、告発文書記載の疑惑を裏付ける資料が出てきました。
これについて斎藤知事は7日の定例会見で、補助金の増額については認めたものの、優勝パレードの協賛金との関連性は否定しました。
元西播磨県民局長が作成・配布した告発文書には、去年11月の優勝パレードで片山元副知事を司令塔に信用金庫への補助金を増額し、募金として金融機関にキックバックさせたとの疑惑が記されています。
サンテレビは兵庫県に情報公開請求を行い、当時の片山安孝副知事が、当初1億円の予定だった金融機関への補助金を4億円程度に増額するよう、口頭で指示したことを記した職員のメモを入手。
協議資料や査定資料から去年11月14日から16日の間に、片山元副知事が当初1億円だった補助金を3億7500万円に増額するよう指示していたことが分かりました。
これまで明らかにされていなかった事実に、斎藤知事は…。
また、職員のメモには、知事が11月21日の査定で「全体をまるく4億円で計上するよう」指示していたことも記されていて、これについて知事は「補正予算できりの良い数字にすることはある」などと述べました。
一方、優勝パレード直前のタイミングでの補助金増額とパレードの協賛金との関連性については…。
知事は増額を指示したことは認めた上で、その引き替えにパレードの協賛金を要望した事実はないと否定しました。