兵庫県香美町の小代区で、特産のスッポンの稚亀の放流が行われました。
恐る恐る小さなスッポンに触る子どもたち。
香美町小代区では、美容と健康に良いとされるスッポンを地元の特産品にしようと、50年ほど前から、湧き出る温泉を使って養殖に取り組んでいます。
稚亀の放流は地元の子どもたちにスッポンに興味を持ってもらおうと行われ、小代区の認定こども園の園児たちが1300匹を池に放しました。
中には2024年1月の能登半島地震で被災し、養殖ができなくなった業者から引き取った卵からふ化した稚亀も含まれているということです。
放流した稚亀が池で泳ぎ出すと園児たちは手を振り、楽しそうに眺めていました。
小代区のスッポンはコラーゲンが豊富で、臭みが少ないことが特長だそうで、およそ1年半ほどで育ち、料亭や地元の旅館などに出荷されます。