洲本市議会が兵庫県の審決を不服として提訴へ 「市議会の男性市議への懲罰は違法」

  • X
  • Facebook
  • LINE

洲本市議会が科した男性議員への懲罰は違法だとして兵庫県が取り消した審決について、市議会は、取り消しを不服として訴えを起こす方針であることが分かりました。

洲本市のふるさと納税の不正を追及してきた洲本市議会の濱野隆議員は、おととし、市長選挙を巡り市議会で事実と異なる発言をし、議会から出席停止1日の処分が科されました。

一方、この処分について兵庫県は、弁護士や大学教授が審理し、ことし3月、「議会の裁量権の逸脱や濫用(に該当し違法」として濱野議員への処分を取り消す審決を出しています。

洲本市議会は29日、これまでの弁明書の作成費用や今後の弁護士費用など165万円の補正予算案を賛成多数で可決。

県の審決を不服として、取り消しを求めて訴えを起こす方針です。

また、市のふるさと納税をめぐる元職員の不適正な事務処理を調査する百条委員会は29日、報告書を取りまとめる予定でしたが、9月議会まで延期となりました。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。