皆さんは、こちらの「旗」をご存じでしょうか?津波の危険をいち早く知らせる「津波フラッグ」です。
実際にこの「旗」が設置されている神戸の須磨海水浴場で取材してきました。
赤と白の格子柄の旗、「津波フラッグ」。
神戸市の須磨海水浴場など、全国各地の海水浴場などに設置されていて、聴覚障害者や波の音などで声が聞こえにくい人たちに津波情報を伝え、避難を呼び掛けます。
「津波フラッグ」は、大津波警報、津波警報、津波注意報が発表されると、ライフセーバーが危険の及ばない範囲で旗を掲げ、その後、避難誘導を行います。
神戸市中央区の神戸地方気象台。
「津波フラッグ」は、聴覚障害者への情報伝達が課題となった東日本大震災を教訓に、気象台が2020年6月に指定しました。
海水浴シーズンまっただ中。
「津波フラッグ」を知り、万が一のときに、慌てず速やかに避難することが命を守る行動につながります。