兵庫県の淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋に、サイクリストや観光客を呼び込もうと整備が計画されている「大鳴門橋自転車道」の起工式が行われました。
22日、淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋で、自転車道整備の起工式が行われ、兵庫県の斎藤元彦知事や、徳島県の後藤田正純知事などおよそ30人が出席し、工事の安全を祈願しました。
兵庫県と徳島県は総事業費58億円を投じ大鳴門橋の自動車道の下に全長およそ1800メートル、幅4メートルの自転車道と歩道の整備を計画していて、2027年度の完成を目指しています。
完成すれば、兵庫県や徳島県など瀬戸内海沿岸の6つの県を自転車で巡るサイクルルートが実現。
年間およそ44万人の利用を想定していて、サイクリストの観光消費額は9億4000万円の増加を見込んでいるということです。
自転車道は災害時、緊急避難路として活用されるということです。