六甲山の展望台では、氷を貯蔵した部屋の扉を開けて涼しい風を届ける夏の風物詩「氷室開き」が行われました。
神戸市灘区の六甲山にある展望台「六甲枝垂れ」では、見学に申し込んだ来場者を前に「氷室」の扉が解放されました。
六甲山の氷室の中には、例年、冬の間に作られた天然の氷を貯蔵しますが、ことしは暖冬の影響で氷が十分に取れなかったため、近くにある六甲山スノーパークの人工雪で代用しています。
氷室の中の冷気は、山に吹く自然の風によって通気口でつながった隣の部屋に流れ込む仕組みとなっていて、訪れた人たちはひんやりと涼しい夏のひと時を楽しんでいました。
氷室の冷風体験は、お盆前くらいまで楽しめそうです。