【ヴィクトリーナ姫路】サマーリーグは3位、「SVに向けて強化する」

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■V・サマーリーグ西部大会

 

<予選リーグ>
〇ヴィクトリーナ姫路 2-0 西日本大学選抜(6/28)
〇ヴィクトリーナ姫路 2-0 倉敷アブレイズ(6/28)
〇ヴィクトリーナ姫路 2-0 デンソーエアリービーズ(6/29)
<決勝トーナメント>
●ヴィクトリーナ姫路 0-2 JTマーヴェラス(6/30)


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女子バレーボールの若手登竜門となるV・サマーリーグ西部大会が熊本市で開催され、13チームが参加した(3セット制)。

ヴィクトリーナ姫路は、オリンピック出場が内定した井上愛里沙・宮部藍梨と、タイ代表のチャッチュオン・モクシーが出場せず、中堅・若手主体で参戦。

「代表メンバーがいなくても強いヴィクトリーナ、誰が出ても強いヴィクトリーナを見せていきたい」(渡邉かや)と意気込んだ。

その言葉どおり、予選リーグを3戦すべてストレート勝ちで通過し、C組1位としてB組1位の強豪JTと決勝トーナメントで対戦した。

第1セット、宮部藍梨の妹・宮部愛芽世(あめぜ)を擁するJTに対し、ヴィクトリーナ姫路は中盤まで互角に戦ったが、18-18からミスやサーブレシーブの乱れで4連続失点し、最後は宮部にスパイクを決められてセットを失った(20-25)。

第2セットは、中盤までに12-17とリードを奪われ、佐々木千紘のサービスエースなどで反撃したが、JTに押し切られた(21-25)。

決勝トーナメントでJTを破ったトヨタ車体が優勝し、JTが2位、ヴィクトリーナ姫路は3位。

 

■出場機会を得て躍動

昨シーズン、途中出場やベンチでの控えが多かったアウトサイドヒッター(レフト)のキャプテン・松本愛希穂と渡邉かやが4戦ともフル回転し、硬軟取り混ぜたスパイクを相手コートに突き刺した。

ケガから復帰後もプレー機会に恵まれなかったミドルブロッカーの荒谷(あらたに)栞は、西日本大学選抜戦の第1セットでデュースに持ち込むブロックを決め、チームのピンチを救った一方、倉敷戦で先発したセッター対角(ライト)の足立溜奈は、持ち前の“重い”スパイクを連発し、2ケタ10点を奪った。

昨シーズンのレギュラー、セッター対角・田中咲希とミドルブロッカー・伊藤麻緒は安定したプレーを見せ、リベロ・森田茉莉は相手の強烈なスパイクに何度も飛び込んで、ボールをつないだ。

ヴィクトリーナ姫路(熊本県立総合体育館)/ヴィクトリーナ姫路提供

 

■10月にSV開幕

V1に代わって新たに「SVリーグ」が10月にスタートし、ヴィクトリーナ姫路は再び国内トップの舞台で戦う。

(左)8松本愛希穂、(中央)9渡邉かや / ヴィクトリーナ姫路提供

松本キャプテンは、「足場の悪い中、会場に足を運んでくださったファンのみなさん、配信やSNSを通じて試合を観戦してくださったみなさん、沢山のご声援ありがとうございました!
サマーリーグ3位という結果を真摯に受け止めて、チームとして個人として底上げが出来るよう、またSVリーグに向けて準備と強化をしていきます。これからもヴィクトリーナ姫路の応援よろしくお願いします!」
とコメントした。
(浮田信明)

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