うその居住地を申告し、通勤手当など合わせておよそ340万円を不正に受け取ったとして、兵庫県警に勤める男性警部補が停職6か月の懲戒処分となりました。
懲戒処分を受けたのは、阪神方面の警察署に勤務する52歳の男性警部補です。
県警によりますと男性警部補は、兵庫県尼崎市内に自宅があるにもかかわらず、大阪市内に住んでいるよう装い、2024年3月までの9年間、通勤手当と住居手当合わせておよそ34万円を不正に受け取ったということです。
内部の情報提供で申請がうそだったことが分かり、男性警部補に聞き取ったところ、不正を認めたということです。
また、不正に受け取った手当は車の購入やローンの返済などに使ったということで、全額返金する意向を示しています。
男性警部補は29日付で依願退職し、県警は詐欺の疑いで書類送検したということです。