二酸化炭素を吸収する海の生態系「ブルーカーボン」を地球温暖化対策に生かそうと神戸市内でシンポジウムが開かれました。
このシンポジウムは、「ブルーカーボン」の取り組みを共有することで豊かな海づくりや温室効果ガスを実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指そうと兵庫県や神戸市などによって開催され、企業の環境担当者などおよそ130人が参加しました。
ブルーカーボンは、地球上で排出された二酸化炭素のうち、海藻や海洋生物によって吸収された炭素のことで、県内でも須磨海岸や相生湾などで海藻が茂る「藻場」の保全活動が進められています。
シンポジウムでは県内外の7つの団体が取り組みを紹介。
このうち、神戸市は干潟での藻場づくりや子どもたちへの環境学習など地元の漁協関係者や企業と連携した活動などについて説明しました。
会場ではこの他、環境保全や藻場の復元に向けた取り組みを紹介する展示も行われていました。