地域の水産資源について子どもたちに学んでもらおうと、明石市の海岸でヒラメの稚魚を放流する取り組みが行われました。
稚魚の放流は水産資源の保護や豊かな海づくりを目指して、明石市漁業組合連合会と市が1967年から行っていて、去年はヒラメやマダイ、メバルなどの稚魚、合わせておよそ9万4000匹を沿岸に放流しています。
19日は、子どもたちに魚への親しみや関心を持ってもらおうと地元の幼稚園で出前授業が開かれました。
授業でヒラメの生態について理解を深めた園児たちは、近くにある林崎海岸に移動。「大きくなあれ」と願いを込めてヒラメの稚魚を海に放流しました。
明石市は魚食の普及に向けて小学校で料理教室を開くなど、子どもたちに魚に興味を持ってもらう取り組みを続けていきたいとしています。