古墳時代の前方後円墳である尼崎市の池田山古墳で、新たな周溝と葺石が見つかり、現地で説明会が開かれました。
池田山古墳がある尼崎市塚口本町6丁目周辺は、県道整備のため、ことし4月から458平方メートルにわたり発掘調査が行われています。
池田山古墳はおよそ1600年前の古墳時代前期末の前方後円墳で、全長71メートルと推定され、同じ時期の西摂津では最も大きい古墳とされています。
今回新たに、周溝と考えられる幅およそ13メートルの遺構と葺石や埴輪の一部が見つかり、これまで実態が不明であった池田山古墳の位置や規模、構造を検討する上で貴重な史料となりました。
今回見つかった史料は、県立考古博物館で19日から9月1日まで展示される予定です。