兵庫県加古川市では、パスタ用の麺に加工される小麦の収穫が最盛期を迎えています。
降り注ぐ日差しを受けて黄金色に輝く小麦の穂。
加古川市八幡町の「八幡営農」に広がるおよそ50ヘクタールの畑では、パスタ麺に加工される「デュラム小麦」が実りの季節を迎え、コンバインで刈り取りが行われています。
「デュラム小麦」は雨に弱く、収穫が梅雨の時期と重なる日本での栽培は難しいとされてきましたが、加古川市では、14年前から、品種改良した「セトデュール」の栽培が始まりました。
今では、製造から加工まで全てを国内で行う「加古川パスタ」のブランドで販売していて、加古川をはじめ県内の学校給食に使用されるなど、地産地消の動きも進んでいます。
もっちりとした食感と豊かな香りが特徴で、2024年は160トンほどの収穫を見込んでいるということです。