■メンバー18人を発表
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は6月14日、パリオリンピックに出場する女子日本代表「なでしこジャパン」18人と、バックアップメンバー4人を発表した。
INAC神戸からは、FW田中美南(みな)、DF北川ひかる、GK山下杏也加(あやか=海外挑戦のため6月末でINAC神戸を退団)と、バックアップメンバーとしてDF守屋都弥(みやび)が選ばれた。
田中は東京に続く2度目のオリンピック。
東京では全4試合に出場し2得点を挙げた。
田中のコメント:
「パリオリンピックメンバーに選出していただきました。東京オリンピックから3年が経ち、自分自身どう成長できたのか、このチームと共に挑戦できることを嬉しく思います。怪我でこの場に立てなかった選手の想いも背負って戦ってきます。応援よろしくお願いします」
北川は初のオリンピック。
北川のコメント:
「パリオリンピックのメンバーに選ばれました。ずっと目標にしてきた大会でプレーできることを嬉しく思います。自分らしく楽しんで、チームに貢献できるよう全力で頑張ります。応援よろしくお願いします!」
■「必要なのはメダル」
山下は東京に続く2度目のオリンピック。
山下のコメント:
「世界大会に出場できる権利をいただき感謝しております。個人的な五輪の印象は12ヶ国中の1位を決める大会なので、あまり試合が動かない印象があります。1失点や1得点にどれだけ向き合えるかが重要なので、勝つために最善の判断・準備をしていきたいです。今のなでしこジャパンに必要だと思うのはメダルだけなので、全力で掴みにいきたいと思います。男女とも応援よろしくお願いいたします」
守屋のコメント
「バックアップメンバーとしてですが、自分のやれることを責任を持って精一杯やり遂げてきます。応援よろしくお願いします」
■7/25に初戦
パリオリンピックでなでしこジャパンは、スペイン・ブラジル・ナイジェリアとともにグループCに入り、開会式前日の7月25日(現地時間)に初戦のスペインと戦う。
ロンドン(2012年)は「銀」、リオ(2016年)は出場できず、東京(2021年)はベスト8だった。
メンバー発表の記者会見で池田太監督は、「まずは目の前の1試合1試合をしっかりと戦い、そしてその先にある金メダルをめざしていきたい」と語った。
(浮田信明)