阪神淡路大震災の教訓を活かし能登半島地震の被災地で活動する神戸のボランティア団体が、被災地の現状や課題について報告しました。
この報告会はボランティア活動を支援する神戸市が企画したもので、阪神淡路大震災の教訓を活かして活動する神戸の6つの団体が参加しました。
各団体は地震が発生した1月から現在にかけ、石川県輪島市や珠洲市など、能登半島地震の被災地で家屋の片付けや清掃、がれきの撤去といった様々な支援を行いました。
このうち七尾市で足湯ボランティアを行った「被災地NGO協働センター」は、お湯で被災者の足を温めながら手をもみ、世間話をすることで本音をつぶやいてくれた事例を報告。被災地に足を運ぶことの意義を話していました。
一方で、一向に進まない倒壊家屋の処理の現状やボランティアの数が足りていない状況など、実際に目にした被災地の課題についても共有しあっていました。
各団体は今後も息の長い支援を続けていきたいとしています。