加東市にある障害者の自立を支援する施設の利用者たちが6月10日、地元で栽培される酒米・山田錦の田植えを体験しました。
加東市藪の田んぼで酒米・山田錦の田植えを体験したのは、障害者の自立を支援する施設「でんでん虫の家」の利用者8人です。
兵庫県は全国有数の山田錦の産地で、総生産量の半分以上を占めますが、その中でも加東市は市内の多くが格付けで最上の「特A地区」に指定されていて、最高品質の山田錦の産地となっています。
「でんでん虫の家」では特産品の魅力の指導と就労支援に結び付けようと、市や生産農家などと連携し、山田錦の田植えから稲刈りまでの作業を2013年以降、毎年行っています。
収穫した山田錦は神戸市東灘区に本社を置く、剣菱酒造で醸造され、純米酒「なんでんの」の銘柄で販売されます。
「なんでんの」の売上の一部は、ラベル貼りや箱詰めの作業費として「でんでんむしの家」に支払われます。