困難を抱える女性たちの自立を支援する施設が神戸市内に完成し、5日、記念式典が開かれました。
神戸市内に完成した、女性たちの自立を支援する施設「六甲ウィメンズハウス」
オープニングセレモニーでは、開設に尽力したNPO法人「女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ」代表理事の正井礼子さんが喜びを語りました。
六甲ウィメンズハウスは家庭内での暴力に苦しんだり、経済的に困窮するなどさまざまな問題を抱える女性たちに安全で安心な住居を提供するとともに、就労支援を行い自立を目指す施設です。
建物はコープこうべから提供を受けた、かつての女子寮を改装して使用。
ひとりで入居できるタイプから子ども4人と入居できるタイプまで8種類・40室が用意され、室内には家具メーカーのイケアから提供された家具が完備されています。
また、看護師や保育士、介護士などの資格が取得できるよう学習室も作られています。
共益費込みの家賃で、ひと月3万4000円から5万8000円が必要ですが、3年間で自立した生活ができるようサポートが受けられます。
ウィメンズネット・こうべと神戸学生青年センターが共同で運営する六甲ウィメンズハウス。
これまでに20件ほどの問い合わせがありすでに数組の入居が決まっているということです。