ことし3月、神戸・元町の商店街で軽自動車が暴走し3人が死傷した事故で、車を運転していた87歳の男性の血液から、基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されたことが分かりました。
ことし3月、神戸市中央区の元町3丁目商店街で、暴走した軽自動車がワゴン車と衝突し、軽自動車の助手席に乗っていた82歳の女性が死亡、運転していた女性の夫が全身を骨折する大けがをした他、ワゴン車に乗っていた会社員の男性(27)が軽いけがをしました。
警察は過失運転致死傷などの疑いで捜査していて、軽自動車を運転していた男性は当初「車が暴走した」と話していました。
また、男性は「事故の前に酒を飲んだ記憶はない」と話していましたが、血液からは基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されたということです。
自宅からは事故直前に飲んだとみられる開封済みの紙パックの日本酒が見つかっていて、警察は、男性が事故当時酒に酔った状態で運転をしていたとみて、危険運転致死傷の疑いも視野に捜査を進めています。