世界パラ陸上 やり投げ決勝に丹波篠山市出身・政成晴輝選手が出場

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  • 競技後、悔し涙をにじませる政成晴輝選手

兵庫県神戸市で開かれているパラ陸上の世界選手権は23日で大会7日目、やり投げの目に障害のあるクラスの決勝が行われ、丹波篠山市出身の政成晴輝選手が出場しました。

政成晴輝選手(26)は、中学3年の頃、急激に視力が低下する難病「レーベル病」を患いました。
視力が落ちる中でも、高校時代は鳥取県の強豪校の硬式野球部に所属し、選手兼マネージャー、さらには応援団長として活躍し、チームを甲子園出場に導きました。

その後、2017年にやり投げと出会い、2018年には「関東パラ陸上競技選手権大会」で優勝するなど実力を上げました。

今回、自身初めての国際大会となり、決勝には13人が出場しましたが、政成選手は47.35メートルとふるわず11位でした。

試合後、政成選手は「準備を整え、体力も技術も戦えると挑んだが、終わってみると自分の力を出し切ることができなかった。兵庫県出身ということで、大会前から沢山のメッセージや応援をいただいていたので、何とか期待に応えたかった。自分の力を出し切れなかったことと、すごく多くの方々が応援してくださっていたのが分かっていたのでその悔しさは一番感じています」と語りました。

金メダルは、66.96メートルをマークしたイギリスのダニエル選手が獲得しました。

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