420人が犠牲となった「北但大震災」の発生から99年となった23日、豊岡市で追悼行事と防災設備の設置が行われました。
北但大震災の発生から99年となった23日、豊岡市城崎町の慰霊塔では地震が発生した時刻にサイレンを鳴らし、犠牲者の冥福を祈る黙とうが捧げられました。
1925年5月23日午前11時10分ごろに発生した北但大震災は円山川河口付近を震源とし、震度6を記録。豊岡や城崎などで合わせて420人が犠牲となり、1700棟以上の民家が全焼しました。
また城崎温泉では、次の災害への備えようと非常時に調理などに使える「防災かまどベンチ」が設置されました。
このベンチは組み立て式で普段は木の板を上の面に置いてベンチとして利用。災害時には木材を燃やし、暖房や調理に転用可能で、300人分の炊き出しが可能だということです。
この「防災かまどベンチ」は、城崎温泉内の6ヶ所に設置されます。