去年、神戸市長田区のラーメン店で、特定抗争指定暴力団山口組系傘下組織の組長が射殺された事件で、別の暴力団幹部の男が殺害に関与した疑いが強まったとして警察が逮捕する方針を固めたことが分かりました。
この事件は、去年4月、神戸市長田区のラーメン店で店主だった特定抗争指定暴力団山口組系傘下組織の余嶋学組長(当時57)が銃で撃たれて殺害されたものです。
捜査関係者によりますと、周辺の防犯カメラの映像を辿っていったところ、ことし、別の殺人事件などで長野県警と茨城県警に逮捕されている指定暴力団「絆会」幹部の男が事件に関与した疑いが浮上したということです。
警察は、当時男が単独で余嶋組長を銃撃したとみていて、逮捕する方針を固めたということです。
警察は、事件が暴力団同士の抗争の可能性もあるとみて、近く金容疑者の身柄を移送して詳しく調べる方針です。