ギャンブル依存症の問題について考えるセミナーが5月19日、兵庫県明石市で開かれました。
5月14日から20日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」で、全国各地で講演会やセミナーが開かれています。
明石市で開かれた啓発セミナーには、ギャンブル依存症の当事者やその家族などおよそ180人が参加。それぞれの実体験をもとに依存症の症状や治療の難しさ、それに家族に相談することの重要性などを話しました。
依存症の当事者は「駄目なことをしてたなと分かるんですけど、当時の自分はギャンブルで当てて借金を返す。これだけに集中してたという偏った考え方になっていた。誰にも相談せずにこの生活を続けていたので、すごくしんどかったです」
ギャンブル依存症問題を考える会:田中紀子代表「ギャンブル依存症は本当に見えない依存症なんです。今はスマホ一台で(ギャンブルが)できてしまうので、なかなか手放せなくてやめることがさらに難しくなっている。当事者よりも まずご家族が相談に訪れてほしい」
明石市役所では、2022年に全国で初めてギャンブル依存症専門の相談窓口が設置されていて、電話やメールでも相談を受け付けています。明石市 ギャンブル問題相談窓口:078-918-5002 (明石市民対象)