県立尼崎総合医療センターで 当時10歳未満の子どもの永久歯を抜く医療ミス

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兵庫県は5月17日、県立尼崎総合医療センターで、当時10歳未満の子どもの永久歯を抜く医療ミスがあったと明らかにしました。

兵庫県によりますと2019年3月、県立尼崎総合医療センターで、県内在住の当時10歳未満の小学生の児童が通常の本数より余分に存在している埋伏過剰歯を抜く手術を受けました。

術後4年経っても歯が生えてこないことからかかりつけ医に相談。

2023年3月、総合医療センターで再検査を行ったところ抜歯した2本のうち1本が抜いてはいけない永久歯だったことが判明しました。
手術した医師がCT撮影画像等を十分に確認しなかったことが原因だということです。

現在、痛みはなく食事摂取にも手術の影響はないものの誤って抜かれた左の犬歯が欠けた状態となっており、今後、あごの成長を待って、矯正やインプラントなどの治療方針を決めるということです。

病院側は手術中のCT画像の再確認などを徹底するとしています。

県は、「このような事案が生じましたことを大変申し訳なく思っております。安心できる県立病院の実現に向けてより一層、医療安全の取り組みを進め再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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