理化学研究所は、スーパーコンピューター「富岳」が、ビッグデータの解析などで重視される2部門で9期連続世界一になったと発表しました。
神戸・ポートアイランドの計算科学研究センターで稼働するスーパーコンピューター「富岳」は、医療情報のビッグデータの解析や災害予測など、さまざまな分野で活用されています。
理化学研究所によりますと富岳は、産業に利用される処理性能とビッグデータの解析で重視される2部門で9期連続の世界一を獲得したということです。
一方、計算能力を総合的に示す部門と人工知能の計算などで活用される部門では4位となりました。
計算科学研究センターの松岡聡センター長は、「継続的に世界トップクラスの総合的な実力の高さを示している。たゆまない富岳の高度化研究の成果だ」などとコメントしています。