■WEリーグ 第20節
●INAC神戸レオネッサ 1-2 ジェフ千葉レディース(5/12)
———–
女子プロサッカーWEリーグ、2位のINAC神戸レオネッサは5月12日、フクダ電子アリーナ(千葉市)で8位・ジェフ千葉レディースと戦い、1-2で敗れた。
この結果、2試合を残して、首位・三菱重工浦和レッズレディースの2年連続優勝が決まり、INAC神戸の2年ぶり優勝はならなかった。
■終盤、痛恨の失点
優勝するには残り3試合に勝つしかないINAC神戸。
試合開始から積極的に攻めたが得点を奪えず、逆に前半終了まぎわに千葉に先制点を許した。
INAC神戸は後半23分、相手選手のハンドでPKを獲得し、ベテランFW髙瀬愛実が冷静に右足で決めて1-1の同点に追い付いた。
しかし40分、千葉のFW鴨川実歩がINAC神戸の守備陣を振り切り、左足で強烈なシュートを放つと、ボールはジャンプしたGK山下杏也加の手を越えてゴールに突き刺さり、決勝点となった。
INAC神戸は計20本のシュートを放ったが、エース田中美南のシュートがゴールポストに当たるなど、決めきれなかった。
■「最後まで戦う」
INAC神戸は今シーズン2敗目を喫し勝点「46」は変わらず。
残り2試合に勝っても、浦和の勝ち点「53」を上回ることができないため、浦和の2シーズン連続優勝が決まった。
次戦(5/18)はその浦和とホームで戦う。
キャプテン田中は、「最後まで必死に戦う姿勢を見せるのがプロだと思っています。今日の負けをすぐに切り替えるのは難しいですが、次の浦和に向けて全員で勝利に向かってやっていくところをキャプテンとして示していきたいなと思います」と語った。
(浮田信明)