ことしは平年を大幅に上回って大量発生です。街中でもよく見かけるカメムシが大量に発生しているとして、県内全域に注意報が出されています。
近年大量発生しているのは…そう、カメムシです。
果実を吸って傷つけるチャバネアオカメムシなどの果樹カメムシ類が平年を大幅に上回って発生しているとして、5月2日、兵庫県病害虫防除所は県内全域に注意報を出しました。
果樹カメムシ類は一年おきで発生量に増減があり、ことしは発生の多い、表年に当たります。
4月の県内3地点の調査ではいずれも表年の平均を上回っていて、特に加西市は平年の31倍と、異例の状況になっています。
果樹園のナシやモモなどがカメムシに吸われると茶色くなったり、傷がついてしまい、商品として出荷できなくなるため、県は対策の徹底を呼び掛けています。
今後、気温の上昇に伴ってカメムシの活動がさらに盛んになると予想されていて、被害の発生に注意が必要です。