朝日新聞阪神支局 襲撃事件から37年 現場で献花

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兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局で記者2人が散弾銃で殺傷された事件から5月3日で丸37年を迎えました。現場には亡くなった記者をしのぶ人たちが訪れています。

西宮市にある朝日新聞阪神支局の1階には祭壇が設けられ、事件で亡くなった小尻知博記者をしのぶ人たちが献花に訪れました。

この事件は1987年5月3日、朝日新聞阪神支局に目出し帽を被った男が押し入り散弾銃を発砲。
当時29歳の小尻知博記者が死亡し、同僚の記者も重傷を負いました。

事件を巡っては、赤報隊を名乗る者から犯行声明が出されましたが、未解決のまま2002年に時効が成立しています。

支局内では襲撃で使用された銃弾や、小尻記者が着ていた衣類などを展示する資料室が公開されていて、事件の恐ろしさを伝えています。

小尻記者を知る人は「(小尻記者は)取材対象に対してはすごく優しい方だった。人殺しをするということ自体許されることではないので、人をあやめるということに対して慎重になって考えるべき。そこで立ち止まることが大事だと思う」

事件発生と同時刻の午後8時15分には朝日新聞の関係者が黙とうを捧げます。

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