高砂市内の河川敷に止まっていた車から倒れている子ども2人が見つかり、その後死亡が確認された事件で、警察は27歳の母親を殺人の疑いで逮捕しました。母親が無理心中を図ったとみられています。
殺人の疑いで逮捕されたのは加古川市に住むアルバイトの女(27)です。
警察によりますと、女は4月9日午後11時前、高砂市米田町の河川敷に止めた軽乗用車の中で練炭をたき、10歳の長男・旺駕(おうが)くんと3歳の長女・玲央楠(れおな)ちゃんを殺害した疑いがもたれています。
2人の死因は急性一酸化炭素中毒でした。
永松容疑者は、「子どもが死んでいる」と自ら警察に通報し、現場付近で意識がもうろうとした状態で見つかっていました。
調べに対し永松容疑者は容疑を認めているということです。
また、「家族一緒に練炭自殺をしようと思いました」などと話しているということで、警察は女が無理心中を図ったとみて、捜査を進めています。