公共交通機関が少ない地域の住民や観光客の移動を支援しようと、養父市が全国に先駆けて取り入れている「ライドシェア」のサービスが、4月から運行エリアを拡大しています。
4月1日、養父市の広瀬市長らがテープカットをして運行エリアの拡大を祝いました。
養父市が実施しているライドシェアサービス「やぶくる」は、タクシー会社が対応しづらい地域で、住民がマイカーを使って有料で客を運ぶもので、市が国家戦略特区の指定を受け2018年に始まりました。
これまではバスやタクシーが少ない「関宮地域」と「大屋地域」のみで運行されてきましたが、利用者からのエリア拡大を望む声を受け、今月から市内東部の市役所や病院、それに商業施設など6カ所にも行けるようになりました。
利便性がさらに高まり、市民は早速、これまでエリア外だった公立病院への移動手段としてやぶくるを利用していました。
市は、「これからも制度の先頭に立って運用を進めていきたい」としています。