■連勝ストップ
<B2 第29節>
●神戸ストークス 76-98 ベルテックス静岡(3/30)
○神戸ストークス 91-71 ベルテックス静岡(3/31)
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男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)神戸ストークスは3月30・31日、プレーオフ(PO)進出を争うベルテックス静岡をホーム・ワールド記念ホール(ポートアイランド)に迎えて連戦した。
30日の試合。
6連勝中の神戸ストークスだが、この日は試合開始からターンオーバー(パスミスや反則などで相手にボールが渡ること)を連発し、「自分たちから崩れて、自分たちで雰囲気をどんどん悪くしていった」(森山知広ヘッドコーチ)。
2Qに13連続得点し、いったんは逆転したが、すぐに連続で11得点を奪われ、最後は大差を付けられて敗れた。
試合後、森山ヘッドコーチは今シーズン最多5344人の観客に対し、「試合結果、内容、厳しいものになった。自分たちにできるのは明日の試合に勝つことだけです」と挨拶した。
■クラブ史上最多
31日の試合。
前日とは打って変わり、ストークスは守備を固めて相手のミスを誘発した一方、各選手が3ポイントシュートを積極的に打ち、前半を16点リードして折り返した。
後半は外国籍選手が躍動。
自ゴール下でリバウンドを取ったジョーダン・キャロラインが、相手ゴールまで一気にドリブルで攻め入ってシュートを決めた一方、トレイ・ポーターとマックス・ヒサタケは豪快なダンクを連発し、最後は20点差を付けて快勝した。
この日はクラブ史上最多の5940人が来場した。
■あと1万1290人
ストークスは静岡と星を分け、静岡にゲーム差「2」をつけてPO進出圏の8位をキープしている。
残りは6試合。
奈良・滋賀と2週続けてアウェイで戦ったあと、4月20・21日にホームで熊本(今シーズン、ストークスは0勝4敗)とのレギュラーシーズン最終戦に臨む。
一方ストークスは、2026年にスタートする新しいトップリーグ「Bリーグ プレミア」に参入するため、参入条件のホームゲーム「平均来場者3000人」達成をめざしている。
条件をクリアするには4月20・21日の熊本戦に計1万1290人が来場することが必要。
このため両日とも、ワールド記念ホールの2階自由席を全席無料にして、来場を呼び掛けている(20日は16時開始、21日は14時開始)。
(浮田信明)