「紅こうじ」健康被害の問題 小林製薬 5人の死亡発表し謝罪

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小林製薬は「紅こうじ」を使ったサプリメントによる健康被害の問題について、29日、大阪市内で記者会見を開きこれまでに5人の死亡を確認したと発表した上で、謝罪しました。

小林製薬は29日午後、大阪市内で記者会見を開き、冒頭、小林章浩社長が一連の健康被害について謝罪しました。

会見で小林製薬はこれまでに「紅こうじ」を使ったサプリメントを摂取した人のうち、5人が死亡したことを報告しました。

亡くなった5人のうち公表できるのは70代から90代の男女で、居住地は明らかにしていません。

また、サプリメントとの関連が疑われる入院患者は114人に上り、体調不良を訴えて通院したり、通院を希望している人が680人に上ると明らかにした上で、治療費を負担するとしています。

健康被害の原因となった成分については、「カビから生成された可能性はあるがどの構造体かは明確に解明できていない」として、国と原因の究明を進めていると説明しました。

小林製薬は、1カ月以上自主回収が遅れたことについては、発生した2月の時点では情報が不十分で回収の判断に至らなかったとしています。

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