小林製薬の「紅こうじ」のサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、摂取した神戸市の女性が腎機能障害と診断を受けていたことが分かりました。
神戸市によりますと、小林製薬の紅こうじのサプリメントを摂取した市内に住む女性が、2024年1月、食欲不振や微熱の症状で医療機関を受診し、腎機能障害と診断されたため5日間検査入院しました。
サプリメントは、大阪市が回収命令を出した3つの商品の1つで、女性の症状は回復し現在は経過観察のため通院しているということです。
また、日本生活協同組合連合会は、原材料の一部に小林製薬が製造した紅こうじを使っているとして、プライベートブランドの商品2品目の販売を中止するとともに、自主回収を進めるなど対応に追われています。
健康被害の問題を受けて、兵庫県は3月27日から相談窓口を設置していて、28日までに体調の不安や別のサプリの安全性などに関する36件の相談が寄せられているということです。