三田市の田村克也市長が市民病院の再編統合計画について掲げていた公約を撤回したことなどを受け、複数の会派の議員らが市長に対する不信任決議案を提出しました。
三田市の田村克也市長は、2023年7月の市長選で、三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合計画の「白紙撤回」などを公約に掲げ当選しました。
しかし、就任後は「市民の声を聞き検討していく」と述べるなど方針をあいまいにさせ、住民との意見交換会を行い、2023年11月に「白紙撤回」の公約を撤回。 病院統合の計画を再開するよう神戸市に求めました。
これを受け、3月28日の市議会本会議で、「市長就任からわずか3カ月半で公約を撤回した他、重要課題であった子どもの医療費や中学校給食の無償化についても予算として計上されないなど発言が無責任である」などとして共産党と日本維新の会三田の議員が田村市長に対する不信任決議案を提出しました。
その後、議長を含む22人で採決が行われ、不信任決議案の可決に必要となる「4分の3以上の賛成」とはなりませんでした。