兵庫県豊岡市但東町では、春の食卓を彩る特産品の「山うど」の出荷が最盛期を迎えています。
シャキシャキした歯ごたえとほんのり苦みのある味わいが楽しめる「山うど」。
豊岡市但東町では、冬の農家の仕事として、45年前から「山うど」の栽培が始まり、現在は6戸の農家が手掛けています。
2023年の4月から1年かけて栽培し、長さが40センチ、太さが3センチほどに育つと、傷をつけないように一本一本丁寧に掘り出していきます。
但東町の山うどは「緑化うど」とも呼ばれ、光を遮断して白く育てたものに比べると、適度に日光が当たり、葉が緑色になります。
香りや風味が強く、苦みも増して、野性味あふれる味を好む方にお薦めだそうです。
収穫は4月中旬まで続き、主に京阪神や地元の直売所などで販売されます。