兵庫県神戸市灘区の王子動物園で飼育されている雌のジャガーが繁殖のため埼玉県の動物園に引っ越すことになりました。
王子動物園で飼育されているジャガーは雄の「アトス」と雌の「ネリア」の2頭で、このうち「ネリア」が繁殖のため埼玉県の東武動物公園に引っ越すことになりました。
2020年11月に王子動物園にやってきた「ネリア」は、2021年8月に「アトス」との間に「アステカ」と「マヤ」の双子を出産するなど園の人気者でした。
園によりますと、「準絶滅危惧種」のジャガーが国内で飼育されているのは20頭で、今回の転出は「種の保存に関する事業」の一環で決まったということです。
王子動物園は「別の動物園に行っても元気に過ごしてほしい」と話していて、「ネリア」の展示は3月25日午後1時ごろで終了するということです。