■過小評価しない
女子バレーボールVリーグ2部(V2)ヴィクトリーナ姫路が3月24日、優勝を懸けてファイナルに臨む。
18戦全勝。失ったセットはわずか「1」という圧倒的強さでレギュラーラウンドを終えた。
10日の最終戦のあと、井上愛里沙・宮部藍梨の両日本代表と、松本愛希穂キャプテンが記者会見し、ファイナルへの決意を語った。
井上愛里沙:
「あと1戦だが、 ファイナルだからと特別なことは何もない。(チームの)個々の実力はこの半年間ですごく成長していると感じる。もっといいチームになれると思うので、 ファイナルで皆さんにお見せできるように頑張っていきたいと思います」
宮部藍梨:
「全ての試合を勝ち切ることができたが、自分たちの力を過信せずにではないが、残り2週間あるので、練習をしっかり積んで、より良いパフォーマンスができるように全員で準備していきたい」
松本愛希穂:
「井上選手が言った『何も変わらない』はすごく心強い。私たちの『100%』を更新できるように、いいプレーができるように頑張りたい」
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またアヴィタル・セリンジャー監督(元オランダ女子代表監督)は、「ファイナルでやってはいけないことは何か」との質問に対し、「絶対に相手を過小評価してはいけない」と答えた。
■集大成の1戦
女子V2ファイナルは静岡県袋井市のさわやかアリーナで行われる。
23日にレギュラーラウンド2位・ルートインと3位・群馬が対戦し、その勝者と1位・ヴィクトリーナ姫路が翌24日に対戦する。
V2に降格し、チーム再建に取り組んだこの1年、有終の美を飾ることができるか。
(浮田信明)