兵庫県加西市にある戦争遺跡を活用しようと開発されたVRコンテンツの体験会が3月18日、市内の中学校で開かれました。
加西市立加西中学校の体育館で開かれたのは、仮想空間などを現実であるかのように疑似体験できる、バーチャル・リアリティ=VRの体験会です。
この体験会は、戦後80年近く経ち、老朽化が懸念されている市内の戦争遺跡をデジタル化し、後世に残そうと、加西市が企画しました。
生徒たちは専用のゴーグルを着け、第二次世界大戦で、旧日本海軍の練習航空隊の飛行場として使われた鶉野飛行場や防空壕のVRコンテンツを体験しました。
この他、生徒たちはタブレットを使い、拡張現実=ARの体験も行い、歩きながら実物大の防空壕を散策しました。
市は、これらのコンテンツを全国から訪れる学生たちの平和学習に活用していきたいとしています。