阪神淡路大震災を経験した神戸からも被災地に向け、追悼の祈りが3月11日に捧げられました。
兵庫県神戸市中央区の東遊園地では「1・17希望の灯り」から分灯された火を「3.11ともに」の形に並べられた600本のキャンドルにともしました。
東日本大震災の追悼行事は震災翌年の2012年から毎年3月11日に行われていて、阪神淡路大震災の被災者や東北からの避難者など約40人が参加しました。
参加者たちは東遊園地から分灯された希望の灯りがある岩手県陸前高田市とインターネット中継を結び、地震発生時刻に黙祷を捧げました。
(陸前高田市からの避難者)
「1センチでも1ミリでも高い所に逃げて下さい。津波は容赦ないです 波じゃない 水の壁が襲ってくる」
(福島市からの避難者)
「3月11日は、私にとって怒りの日。怒りに燃料を注がれる日」
(阪神淡路大震災 1.17希望の灯り 足立好夫さん)
「気持ちの部分から一緒にいるよと、共にいるよと。共に復興しましょうというねという思いがある」
参加者たちは13年という月日に思いをはせ、被災地同士で寄り添い「ともに歩む」という思いを新たにしていました。